ぽん・ぽんゆ

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3000年の自然に分け入る。

北海道東部、大きく蛇行しながら流れる
釧路川の下流に
東西25km、南北36kmに
広がる日本最大の湿原があります。
無数の川、大小の池や湖沼、
雨や霧によってうるおされ、
約2000種の動植物が独自の生態系を成す
釧路湿原は、
ゆたかな水辺にアイヌの集落が
広がる地でもありました。
アイヌ語で「小さな湯」を意味する「ぽん・ぽんゆ」は、
そんな大湿原に分け入るためのベースキャンプ。
建築、温泉、料理など、湿原の風土を
全身で体感しながら、
3000年以上にわたり
育まれてきた原野に繰り出してみませんか。
湿原が目の前に。
樹皮の表情がのこる標茶町産のナラ材を用いたファサードは、
木々や湖と調和する、釧路湿原への玄関口。
ロビーや客室には湿原の風景を切りとる大きな窓をしつらえ、
大自然とつながりあうような開放感を生み出しています。
湿原の地形や動植物を描いたアートピースを館内のあちこちに散りばめた、
湿原の息吹をいたるところに感じられる空間です。
やちぼうずが棲む源泉。
太古の時代から植物が少しずつ積み重なった地層を通ってきた
100%の源泉が、たっぷりと注がれる大浴場です。
温度の異なる3つの内風呂やサウナのほか、湖に面した戸外には
やちぼうずを模した背もたれのある露天風呂が。
ふらりと立ち寄るのも、泊まりがけで旅の疲れを癒すのもよし。
塩分を含んだ冷めにくい湯が、体のこわばりや冷えを和らげます。
ひと皿の牧場と海。
約70000の牛が暮らす平原に、海霧が流れこむ標茶町。
その牧場で搾られたばかりの牛乳や、
摩周湖の伏流水を好きなだけ飲んで育った黒牛をはじめ、
釧路沖の肉厚な昆布を食べた濃厚なウニ、
太平洋の荒波に揉まれて身をひきしめたカニなど、
この地に集う活きた味をとことんお召し上がりください。
大湿原の楽しみ方。
釧路川へゆっくりと分け入るカヌーツアーに、
約3000年前に形づくられた地形を踏みしめるトレッキング。
氷上から釣り糸を垂らし、湖底に思いを馳せるワカサギ釣り。
夏は身軽な服のまま、冬はドライスーツを着込み、
広大な湿原の内側に身をおいてみませんか。
きっと、知らなかった草花や動物たちの表情が見えてきます。

東京から95
大阪から125
名古屋から210

釧路空港から
車で55

釧路駅から
電車で55
(茅沼駅からの徒歩を含む)